ダーク・コロイド

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コロイド(英: Colloid)は、惑星ヤ=ムゥの地殻深部および特定海域で産出される、高エネルギー液状物質の総称。 現地の宗教的呼称は「聖なる雫」または「星の血」。学術的分類名は**「虚光性有機凝縮体(Void-Photo-Organic Condensate)」**。 通常の物理法則では説明のつかないエネルギー密度と特性を持ち、アクラブ星系周辺域における最大の戦略資源となっている。

Content

1. 物理的性質

1.1 基礎特性

外見は高粘度の黒色、あるいは暗紫色の液体。比重は極めて高く、水銀に匹敵する。 通常の石油資源(炭化水素)とは異なり、分子構造内に虚光が化学的結合として封じ込められている準安定状態(Metastable)にある。

1.2 学術的仮説

アクラブ星系の物理学者ホ・サカらの説によれば、コロイドの正体は既存の元素の化合物ではなく、超高圧環境下で安定化した**「エキゾチック物質(ストレンジレットや磁気単極子の複合流体)」**であると推測されている。

  • エネルギー密度: 核融合燃料(ヘリウム3)を凌駕し、極微量で都市一つを賄う熱量を発生させる。
  • 精神感応性 (Psycho-active): 生体電位や脳量子場に干渉する性質を持ち、接触者の精神状態によって性質が変化する。ナギ・シンタックス(音響コマンド)による制御が可能なのはこのためである。
  • 電磁干渉: エネルギー解放時、周囲の電磁場を激しく歪めるため、未防護の電子機器を破壊する(EMP効果)。

2. 生成サイクル:星の代謝

コロイドは太古の化石燃料ではなく、惑星ヤ=ムゥの現在進行形の代謝産物である。

  1. 虚光合成 (Void-Synthesis): 海洋に生息する「虚光藻」が、地殻から漏れ出る虚光と栄養塩を吸収し、体内に高エネルギーを蓄積する。
  2. 黒い雪 (Black Snow): 大量死した虚光藻が海底に堆積し、通常の分解を受けずにヘドロ化する。
  3. 地殻調理 (Crustal Cooking): プレートテクトニクスにより地下深部(マントル付近)へ引きずり込まれた有機物が、**「超高圧」「地熱」「虚光機関からの直接照射」**の3条件によって変成・液状化する。
  4. 噴出: 生成されたコロイドは「鉱脈」を通って地表へ、あるいは「ブラックスモーカー(熱水噴出孔)」から海中へ還流する。

3. 用途と経済価値

3.1 エネルギー資源

アクラブ星系(惑星トゥパ)においては、枯渇しつつある核融合燃料に代わる次世代の万能燃料として着目された。精製された純結晶は、恒星間航行船の推進剤や、惑星改造用ナノマシンの動力源として天文学的な価格で取引された。

3.2 聖なる触媒

ヤ=ムゥにおいては、単なる燃料ではなく「神(ナギ)の力の一部」として扱われる。

  • 儀式: 虚光機関を稼働させるための燃料兼潤滑油。
  • 照明: 神殿や街路を照らす「常夜灯」の燃料。
  • 医療: 極微量を希釈し、強力な活性剤や向精神薬として使用する(中毒リスクあり)。

3.3 黒水条約による独占

静嵐33年に締結された不平等条約により、ヤ=ムゥ産コロイドのアクラブ星系への輸出権は「ハイドロ宙海エナジーグループ」が独占している。これにより、正規ルートでの価格は不当に低く抑えられており、これが密輸(ヘネ・ディマグヌイらによる裏ルート)横行の原因となっている。

4. 危険性 (Hazards)

4.1 毒性

「生(Raw)」の状態のコロイドは猛毒である。皮膚に触れれば化学火傷を引き起こし、気化したガスを吸入すると**「鉱夫肺(コロイド中毒)」**と呼ばれる重篤な呼吸器・神経障害を招く。

4.2 虚光爆縮 (Void Detonation)

コロイドは衝撃や特定の波長に対して**「相転移(連鎖崩壊)」を起こす性質がある。 1リットルのコロイドが崩壊すると、周囲のコロイドも共鳴して連鎖的にエネルギーを放出し、爆発的な破壊力をもたらす。 36,000年周期で発生する「海炎(カイエン)」**は、海洋中の微量コロイドが一斉にこの相転移を起こし、海そのものがプラズマ化する現象であると推測されている。

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