103号室 黄金の器

Content

掲示板の書き込み、意味のないチャット、読み込みの遅いJPEG。

世界がもっと広くて、もっと遅くて、その分だけ「小さな文章」に魔法がかかっていた時代。

照明: 天井の直管蛍光灯が一つ、時折小さく瞬きながら低い羽音を立てている。

卓上: 緑色のデスクマット。その上には、インクの切れたボールペンとメモ帳。

シール:ベタベタとスチール製の机の脚に、乱雑に貼られたパッチワーク。

空気: 換気扇の回る音が遠くで一定の層を作り、それ以外の音を遮断。

隅: 部屋の隅に置かれた、ビニール製のソファ。座面には緩やかな窪み。

青白い光が漂う、深夜の静止画。

深夜2時。部屋の明かりは消え、唯一の光源はデスクの上に置かれた古いモニターだけ。ブラウン管の筐体から漏れる熱が、何もない壁にぼんやりと問いかける。

窓の外:降り続く雨?

窓の外では、細かな雨がアスファルトを叩く音が絶え間なく続いている。ガラス窓には雨粒が、街灯の光を屈折させて、部屋の中に滲んだ斑点を落としている。

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universe :

空中マンション

Era :

1,999

PUBLISHER :

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