Room:103

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部屋は、止まったままの湖。 今日も、一滴も動かなかった。

キッチンには水垢のついたアルミのボウルと、脱皮に失敗した黄色いゴムの皮膚。

棚には、おまけで貰ったマグカップや、干からびて張り付いた輪ゴム、スーパーのチラシ。

私はただ、お茶を飲みながら、紙を前にして、今日の出来事を埋葬する。

窓の向こうの電柱が、乱杭歯のようであればいいのに。

私の影も、この部屋も、少しずつ裏返ればいいのに。

あるはずのない変化を探しながら、野菜を切り、火を通し、形を変える。

あるはずのないシチューが、 明日またそこにあること。

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universe :

空中マンション

Era :

1,997

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